「生まれたばかりの、この小さな姿を永遠に残したい…」
新しい家族を迎えたパパ・ママなら、誰もがそう願うのではないでしょうか。
その願いを叶えるのが、新生児期だけの特別な記念写真「ニューボーンフォト」です。
しかし、喜びと同時に、こんな疑問も浮かんできませんか？
「ニューボーンフォトって、いつまでに撮るのがベストなの？」
「あっという間に大きくなるって聞くけど、具体的に生後何日まで？」
「もし最適な時期を逃してしまったら、もう撮れないの？」
出産前後の慌ただしい中、情報収集もままならないかもしれません。
ご安心ください。
この記事では、ニューボーンフォトの撮影時期に関するあらゆる疑問にお答えします。
結論からお伝えすると、ニューボーンフォトのベストな撮影時期（ゴールデンタイム）は、一般的に「生後7日〜14日」と言われています。
なぜこの時期が特別なのか、もし過ぎてしまったらどうすれば良いのか。
この記事を最後まで読めば、あなたの疑問や不安はすべて解消され、自信を持って最高の一枚を残すための準備ができるはずです。
なぜ生後7日〜14日がニューボーンフォトの「ゴールデンタイム」なのか？
「たった1週間しか違わないのに、そんなに変わるの？」と思うかもしれません。
しかし、新生児にとっての1週間は、私たちが想像する以上に大きな変化が起こる、非常に濃密な時間です。
生後2週間以内が「ゴールデンタイム」と呼ばれるのには、ちゃんとした理由があるのです。
理由1：ママのお腹の中にいた頃の“丸いフォルム”が残っているから
新生児の体は、驚くほどふにゃふにゃで柔らかいのが特徴です。
これは、ママのお腹の中で丸まっていた姿勢の記憶が、身体に色濃く残っているから。
手足をきゅっと縮こませて丸まる姿は、まさに胎内にいた頃の神秘的な姿そのものです。
この時期の赤ちゃんは、関節がまだ完全に固まっていないため、体を優しく丸めたり、頬杖をついているような愛らしいポーズをとったりすることが可能です。
しかし、生後3週間を過ぎる頃から徐々に関節がしっかりし始め、手足の動きも活発になるため、こうした新生児特有の丸みを帯びたポーズは難しくなっていきます。
この限られた期間だけの、生命の神秘を感じさせるフォルムを残せること。
それが、ゴールデンタイムが特別である最大の理由です。
理由2：深い眠りにつきやすく、ポージングがしやすいから
生まれたばかりの赤ちゃんは、1日のほとんど（16〜20時間）を寝て過ごします。
特に生後2週間頃までは、一度眠りにつくと、ちょっとした物音や環境の変化では目を覚まさないほど眠りが深い傾向にあります。
この深い睡眠は、ニューボーンフォトの撮影において非常に重要です。
赤ちゃんがリラックスして眠ってくれている間に、そっとおくるみを巻いたり、手足の位置を整えたりと、安全に配慮しながらスムーズに撮影を進めることができます。
人気の「みのむし」のようなおくるみポーズ（スワドルアップ）も、赤ちゃんがぐっすり眠っているからこそ、安心して行うことができるのです。
起きている時間が長くなってくると、手足をバタバタさせたり、ぐずってしまったりすることが増え、撮影に時間がかかったり、希望のポーズが撮れなかったりする可能性が高まります。
理由3：新生児特有の肌トラブルが出にくいから
赤ちゃんの肌はとてもデリケート。
生後3週間頃から、ホルモンバランスの変化により「新生児ニキビ」や「乳児湿疹」といった肌トラブルが出やすくなることがあります。
これは成長過程における自然な現象であり、心配する必要はありません。
もちろん、プロのカメラマンはレタッチ（画像修正）で肌を綺麗に整えることができます。
しかし、できることなら、生まれたままのつるんとした綺麗な肌の状態で写真に残したいですよね。
理由4：身体がまだ小さく、小物との対比が可愛いから
生まれたての赤ちゃんの小ささは、まさに奇跡のサイズ感。
パパの大きな手のひらにすっぽり収まる姿や、結婚指輪が足の指にすっと入ってしまう様子など、小物との対比でその小ささを表現する写真は、ニューボーンフォトの定番であり、絶大な人気を誇ります。
赤ちゃんは日々驚異的なスピードで成長していくため、この「驚くほどの小ささ」は本当に一瞬です。
生後1ヶ月も経つと、身体は一回りも二回りも大きくなります。
この時期だけの愛おしいサイズ感を写真に収めることで、数年後に見返したとき、改めて成長の軌跡に感動することができるでしょう。
ニューボーンフォトの時期を逃した！でも諦めないで。素敵な記念写真を撮るアイデア
「気づいたら生後1ヶ月を過ぎていた…もう可愛い写真は撮れないの？」
そんなことは決してありません！
ゴールデンタイムを過ぎてしまっても、その時期ならではの最高の写真を残す方法はたくさんあります。
落ち込まずに、発想を切り替えてみましょう。
アイデア1：「おくるみフォト」で新生児らしさを演出
生後1ヶ月を過ぎ、手足の力が強くなった赤ちゃんでも、「おくるみ」で優しく体を包んであげることで、新生児期に近い雰囲気の写真を撮ることができます。
赤ちゃん自身も、おくるみに包まれるとママのお腹の中にいた頃を思い出して安心し、リラックスした表情を見せてくれることが多いです。
この時期ならではの、少しふっくらしたほっぺで眠る姿は、また格別の可愛さです。
アイデア2：「月齢フォト（マンスリーフォト）」に切り替える
ニューボーンフォトが「点」の記録だとしたら、月齢フォトは「線」の記録です。
生後1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月…と、毎月同じ背景や小物と一緒に撮影することで、赤ちゃんの成長が一目でわかる、感動的な記録になります。
「1month」などのウッドバナーや、季節の小物を添えるのも素敵です。
次の記念日である「100日祝い（お食い初め）」に向けて、月齢フォトを始めてみてはいかがでしょうか。
アイデア3：「ハーフバースデー」で盛大にお祝いする
生後6ヶ月のハーフバースデーは、赤ちゃんの成長を実感できる絶好のシャッターチャンスです。
この頃になると、首がすわり、うつ伏せで顔を上げられる。
寝返りができるようになる。
早い子はおすわりができる。
声を出して笑うなど、表情が格段に豊かになりできることが一気に増えます。
むちむちの腕や足、満面の笑顔など、この時期にしか見られない愛らしい姿を、ぜひ写真に残してあげましょう。
アイデア4：日常を切り取る「ドキュメンタリーフォト」
決まったポーズだけでなく、授乳シーンや沐浴シーン、パパママにあやされて笑う姿など、ありのままの日常こそが、後から見返した時に心に響く宝物になります。
プロのカメラマンに出張撮影を依頼し、いつものリビングで、いつものように過ごす家族の時間を切り取ってもらう「ファミリーフォト」は、非常に人気があります。
作り込まない自然な表情や、その時の空気感まで写し出す写真は、何年経っても色褪せない思い出になるでしょう。
ベストな時期を逃さない！ニューボーンフォトの予約はいつするべき？
「ゴールデンタイムに撮りたい！じゃあ、予約はいつすればいいの？」という疑問にお答えします。
結論から言うと、「安定期に入ったら、遅くとも妊娠8ヶ月頃まで」に予約のアクションを起こすのが理想的です。
「生まれる前から予約なんて、早すぎない？」と感じるかもしれませんが、これには明確な理由があります。
人気カメラマンはすぐに予約が埋まる
実績のある人気のフォトグラファーは、数ヶ月先まで予約が埋まっていることも珍しくありません。
特に、土日祝日は希望が集中します。
出産日は予定通りとは限らない
出産は、予定日より早まることもあれば、遅れることもあります。
そのため、多くの出張撮影サービスでは「出産予定日を元に撮影日を仮予約し、実際の出産日や退院日に合わせて日程を再調整する」という柔軟な対応をとっています。
この調整枠を確保するためにも、早めの連絡が不可欠なのです。
事前の打ち合わせで安心できる
早めにカメラマンを決めておくことで、「どんな雰囲気の写真が撮りたいか」「使いたい小物は何か」「兄弟やペットとの撮影は可能か」など、事前にじっくりと相談する時間が持てます。
これにより、当日の撮影がスムーズに進むだけでなく、パパママの不安も解消され、安心してその日を迎えることができます。
もし、すでに出産間近であったり、産後であったりしても、諦めずに複数のカメラマンやスタジオに問い合わせてみましょう。
タイミングよくキャンセルが出ていたり、平日であればスケジュールに空きがあったりする可能性も十分にあります。
出張撮影のおすすめサービス業者5選
出張撮影のおすすめサービス業者を５つ紹介します。
ニューボーンフォトの撮影時期に関するQ&A
最後に、パパママからよく寄せられる撮影時期に関する細かい疑問について、Q&A形式でお答え
します。
Q1. 帝王切開で出産した場合、撮影時期は変わりますか？
A. はい、変わることがあります。
最も大切なのは、ママの体調です。
帝王切開の場合、普通分娩よりも入院期間が長く、退院後も傷の痛みなどで体が思うように動かせないことがあります。
絶対に無理はせず、ご自身の体調が十分に回復してから撮影を検討しましょう。
多くのカメラマンは事情を理解し、柔軟に日程を調整してくれます。
生後3週間〜1ヶ月頃の撮影になることも多いですが、その時期ならではの可愛い写真を撮ってもらえますので、ご安心ください。
Q2. 上の子やペットも一緒に撮影できますか？その場合、時期の考慮は必要ですか？
A. 多くの出張カメラマンは、兄弟やペットとの撮影にも対応しています。
ただし、撮影時期はあくまでも主役である新生児の安全とコンディションを最優先に考えましょう。
上の子の年齢によっては、赤ちゃん返りをしてしまったり、撮影に集中できなかったりすることもあります。
事前にカメラマンとしっかり打ち合わせをし、当日の流れや、上の子へのケアについて相談しておくことが成功の鍵です。
Q3. 双子の場合はどうなりますか？
A. 基本的な撮影のベストタイミングは同じく生後2週間前後です。
ただし、双子の場合、一人ずつの撮影と二人一緒の撮影を行うため、通常より時間がかかることが多く、追加料金が発生する場合もあります。
二人が寄り添って眠る姿や、小さな手足を絡ませる様子は、双子ならではの特別な一枚になります。
事前に双子であることを伝え、料金や撮影プランを確認しておきましょう。
Q4. セルフで撮る場合も、やはり生後2週間以内がベストですか？
A. 写真の「新生児らしさ」を求めるなら、セルフ撮影の場合も生後2週間以内がベストです。
しかし、セルフ撮影で最も重要なのは「赤ちゃんの安全」です。
プロが使うような頬杖ポーズやうつ伏せポーズは、専門的な知識と技術がなければ非常に危険です。
セルフで撮る場合は、仰向けでおくるみに包んだり、かごに入れたりするだけの安全なポージングに留めましょう。
安全なポーズであれば、生後1ヶ月頃でも十分に可愛らしい写真を撮ることができます。
【まとめ】
この記事では、ニューボーンフォトの最適な撮影時期について、詳しく解説してきました。
- ベストな時期は「生後7日〜14日」のゴールデンタイム。
- 理由は「丸いフォルム」「深い眠り」「綺麗な肌」「小さなサイズ感」という新生児期だけの
特徴を最大限に残せるから。 - もし時期を過ぎても、「おくるみフォト」や「月齢フォト」など、その時期ならではの可愛い
写真を残す方法がある。 - 予約は「妊娠中期〜8ヶ月頃」に、出産予定日を伝えて行うのが理想的。
ニューボーンフォトは、単なる記念写真ではありません。
それは、家族の始まりの物語を紡ぐ、最初の1ページです。
あっという間に過ぎ去ってしまう、奇跡のように愛おしい一瞬を、ぜひ最高の形で残してあげてください。
この記事が、あなたの家族にとって一生の宝物となる一枚を残すための一助となれば幸いです。
